先週は東京アセット・パートナーズの月1勉強会でした。
講師は、株式会社ウイングセンターの五十嵐裕央さん。不動産桜友会で役員をご一緒させて頂いているご縁でご講演を頂くことができました。
不動産仲介会社なので、リノベーション会社とは物件の売却先としてお付き合いをしているので、なんとなくは事業内容をわかっているつもりではいたのですが、改めて【中の人】にお聞きしてみるとその印象は変わりました。
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以下、メモとしては
ーリノベーションとリフォームの違いは、『物件に付加価値をつけているかどうか』
ーただの現状回復はリフォーム、間取りを変えて市場ニーズにあった部屋にするなどはリノベーション
ーメインは築20~40年のワンルームを買い取し、リノベーションをして販売をしている
ー買取業者に物件を購入してもらうメリットは
①悪い印象を持たれがちな物件も売却が可能(ex残置物多い)
②資金化までのスピードが速い
③契約不適合責任を問われない(引き渡し後のトラブルを軽減)
ーある程度の資金・調達能力があれば参入が可能なため、参入障壁がとても低く、競合は常に過多で超レッドオーシャン
ーそのため、利益率をお聞きしてみると、思った以上に厳しく、また、利益がでないことも多々あるとのこと
ーリノベーションで成功できるかは、「仕入れ力」がほぼ全てで、五十嵐さんの実感だと仕入れ力は個人の力量が80~90%
ー仕入れをするためのネットワークを作り、それを維持することができるかが勝負
ーリノベーションをしているという物件でも、実際に工事の中身をみていると、その差は大きい
ー五十嵐さんはだいたいリノベーション工事を終わった後のチェックで50~60か所はダメ出しをしている(そういった細かさが大事)
ー最悪売った後に逃げれる業界のため、購入の際にはなんちゃっての【表層リノベ】に注意が必要
ーそういった物件に当たらないためには、逃げない会社・個人から購入するべきで、体力・歴史をチェックすること
といったことをメモさせて頂きました(当日はもうちょっと細かいところまでお話頂きましたが、FBでは公開NGでした)。
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最後に五十嵐さんに仕入れ力が重要な業界で、良いネットワークを築くうえで大切にしていることをお聞きしてみると
「正直でいること」
というお言葉が非常に刺さりました。
いまNHKで正直不動産というドラマもやっていますが、不動産会社は【嘘をつく業界】であるという印象があります。
で、私も残念ながらそういった方が多い業界であることも否定できないなと思っています(私もその業界の一人ですが)。
そういった中で【嘘をつかない】【ダマさない】【誠意があること】といったことは、調査能力・提案能力といったスキルの前に大事なものなのだということです。
今回のご講演は、リノベーション業界について理解を深める機会になるのははもちろん、私達のような小さな不動産仲介会社が【どうあれば社会的に必要な会社になれるか】を改めて考える良い機会になりました。
五十嵐さん、この度は貴重な学びの機会をありがとうございました。今後とも何卒よろしくお願いいたします!