4月の東京アセット・パートナーズの月1勉強会は、一社)マンション建替推進協会 代表理事 塚越隆行様に

「実務に役立つマンション建替えの知識~急増する老朽化マンションの再生に必要な重要ポイントとは~」
というテーマでお話をいただきました。

塚越様は日本大学ご出身で大学不動産連盟でご一緒させて頂いており、そのご縁でお願いをさせて頂きました。

 

 

さて、今回のお話、分譲マンションに住んでいる方は一度お聞きすることおススメします!

私も10年前に分譲マンションを購入し、今も住んでいますが、今回の講演をお聞きして、分譲マンションに住み続けること、持ち続けることの課題・問題点を突き付けられました。

どんな問題・課題があるかというと
ー建替え時期の目安になる”築30年以上が経過したマンション”は現在200万戸を超え
ー10年後には400万戸、20年後には600万戸弱にまで爆発的に増える
ー1戸60戸で計算すると、現在で3万棟、20年後には10万棟が築30年を迎える
ー旧耐震のマンションだけで103万戸=約17,000棟
ー旧耐震のマンションで建て替えができたのは303件、わずか1.76%。いかに建替え難しい問題かがわかる
ー築年数が経過すると、「建物の老朽化」「住民の高齢化」「空き家の増加」といった問題がでてくる
ーこうした社会問題に対して、政府としては、分譲マンションの建替えを緩和する方向になっているが。。。
こういった状況をお聞きすると、分譲マンションの老朽化は生活に密着した
「住まい」

「資産」

の問題でありながら、自分以外の当事者も多いため、今後大きな社会問題になるなと感じました。
この後、塚越様からは、
ー具体的な建替えへの進め方
ー建替えに成功した事例
ー敷地売却の手法
などをお教え頂きましたが、プロとして長年この問題に対処されているので、非常にわかりやすかったです。
「認識は戦略の原点」
というのは私の大学時代の恩師である江口先生の言葉ですが、「分譲マンションの終活」という問題をしっかりと認識することからスタートしたいと思います。

塚越様、この度はご講演ありがとうございました。